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2016/10/10

ケヤキ20160526
ケヤキ20160830
ウメ20161010

 0526の雫の部分にペーパーを掛ける。雫と雫の間は 電動工具が入らないので 当て木にペーパーを貼って手で研ぐ。一通り曲面が出たところでスコーライトディスクで艶を出しながら磨いていく。作品を立てて下から順次スコーライトディスクを掛けて一旦終了とする。
 これまでやったことのない磨きという作業。立体造形にとっては 作品を決定づける作業であることを認識する。磨き上げたものと磨かないものは 印象が全然違う。
 次に0830の頭の部分に80番のペーパーを掛けて 滑らかな面を作り直す。面が滑らかか歪かで 印象が違ってしまう。歪であるだけでグロテスクな印象になる。ところがマットで滑らかだと柔らかい印象に変化する。この部分は艶を出さずに そのまま置いておく。
 大きな作品の仕上げ作業を一旦終了して 小品の制作を始める。枝分かれしたウメの枝を使って溶けるソフトクリームのイメージで1010の制作を始める。木のいろいろな部分のいろんな形を溶けるイメージで作りかえていく。「溶ける」を 形態のアトランダムな流出と考える。重力に従って流れ出させてしまうと それは 現象の説明にしか成らない。説明を超えた「溶ける」のイメージ。

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