| 昨日株から切り落とした根の中から 2つの根片を選び 皮を剥き 表層をグラインダーで磨いた。一つは 22年を先頭に19年が2つ､14年が一つ その他に全部で6個の芯を持つ根。もう一つは 2本がＸにクロスした根。
年輪を数えた後 マホガニーブラウン３:黒２で混合したステインを 2倍の水で希釈して着色した。
最初に6個の芯を持つ根から彫り始める。その密集した芯の状態を彫り出したい。
さて 形について。
私は年輪を辿っている。年輪を辿り ある形が出来上がる。その時 木の中の形の中からある要素を私は選択する。その要素とは 美的な要素である。そしてその美的要素のバランスを木片の中に残していく。それが私の造形意図である。
今回は 八頭のような根の塊から複数の線の状況を彫り出す。頭の中で そのように自分の行為を説明するのだか、しかし実際の形が 面白いかどうか？ |
