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2008/11/27

赤松080604

 昨日に引き続き 全体を着色し終える。 イメージと違う。違いすぎる。色味が強すぎます。 ところで イメージと現実にギャップがありすぎて 自分の視覚的な観念あるいは記憶が 現実の色を認められない状況。こういう時って どうなのでしょうか? 自分のコンセプトと感覚に基づいて作業しているときに 現実と感覚に微妙にズレが生じたとき しかも その感覚に幅が持たせられるとき、つまり現実の状況も完全に否定できない時、そういうときは 直ぐに現実を否定してしまわず 時間を掛けて眺めてみる。あるいは 今の状況の長所を並べ立ててみることで いつのまにか自分の観念や感覚を 現実に引き寄せることが出来るかもしれません。例えば 水分が抜ければ もっと色が落ち着くのではないか?。あるいは 色味が強くなることで 上昇感が際だつ。あるいは虫食いの痕に色が入ることで 別のイメージへ転嫁できる。あるいは これまでの赤松の色に見慣れているので 急に変化したこの色は 見慣れないだけだ 等々。 ああ、いくら文字を並べ立てても 色味が濃いという私にとっての現実は なかなか薄くなってくれない。もう少し時間が必要です。

 

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