2004/05/12
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鮎の魚鼓
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制作は ひたむきに作り込む時間だけでなく、ただそばにおいて眺め、自分の中で熟成させる時間も必要です。熟成時間のないものは 生っぽく、熟成しすぎると新鮮みがない。さて、この鮎はというと 私としては、まだ生っぽいのですが、納期がきてしまいました。
この鮎が生っぽいのを 「鮎ですから」というオチで ごまかしてしまっていいのかどうか・・・。
鎖と金具は 火の中で焼き、酸で錆を出し、また火であぶり じっくりと熟成させてあります。バチは、樫の木をノミで荒く面取りし 素朴な仕上がりです。
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