この日、担当者に確認すると、その前の日に、足場の撤去作業を終えたとのこと。
そこで、夕方車を飛ばして、館ヶ丘団地へ行って、立木彫刻を撮影した。
さて、現場に到着して天狗を見てみると、実に風景に馴染んでいる。
よく、公園や、広場の真ん中や隅に、ブロンズや石の彫刻が設置してあるが、彫刻の気持ちと作者の気持ちに少し近づいたように思えた。
これまでは、立木彫刻としての存在を考えてきたけれど、今回は、彫刻を置くということができたように思う。つまり、伐採した木の付録ではなく、モニュメントとして設置した感じがする。
撮影中、団地の住人が通りすがりに彫刻を見上げて立ち止まってくれるので、それも私を嬉しくさせた。
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