0719の突起の一本一本を丁寧に削る。胴体の芋虫を滑らかな曲線の有機体に仕上げる。台座と足元を作って一旦休止。
カヤの木で0724の制作を始める。カヤの木は将棋盤の削り直し以外では初めて扱う。きめの細かい木質で芳香性がある。
削ってみると削りカスがやたらとチクチクする。針葉樹だから繊維質なのは分かるが、更に細かい繊維が作業服に残って体がかゆい。そしてこの臭いが鼻につく。安物のポマードのかぎ続けているようで臭いに酔ってしまいそうだ。あまり悪く書くと木に嫌われそう。
塊の中のうごめきを作りたい。肉肉しさに立ち戻る。
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