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2012/12/31

朽木121101

  二つの壁を繋いでいる表層の側面に鑿痕を入れる。この面は 木口面の年輪に沿った鑿痕がそのまま繊維方向で繋がっていく。鑿痕に規則性を持たせることで 木の時間が強調できるように思える。側面に滑らかな鑿痕を付けるためには匙鑿を使うが、鑿痕が滑らかに繋がるように側面を削っていったら 当初予定していたラインよりもより曲線になった。しかし側面が曲線になったことで この作品全体の雰囲気がうまくまとまった。道具に任せることで良い形が生まれたようだ。
 さて、早めに制作を切り上げて 仕事場を簡単にかたづけた。そして1年間安全に仕事ができたことに感謝した。

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