昨日に引き続き モクセイの細かい部分を仕上げて それを完成させる。
接着剤を着けてそのままにしておいたケヤキスリットの作品に戻る。この作品の
タイトルは「環境格差」。年輪が偏っているから。
環境格差 人間なら その情報をもとに軋轢が生じ 格差が均等化されていく。しかし 木はその格差を受け入れて適応し 一本の木として生命を維持する。そう思っているのは 実は人間だけで 木も本当は 何かを訴えているのかもしれない。
「こっちの方にも 光をくれ。栄養をくれ」と。
ただ 声が無いだけ。
さて、制作は ケヤキのスリットの辺と芯を繋ぐ肉を削っていたら 別の辺がまた割れた。そこで また作業を中断して 次の製作を始める。
ケヤキの細い枝をひろって 木口を磨いて 年輪を数えたら15年あった。次に皮を剥いて驚いた。虫食いの痕の凄まじさ。無視するわけには生きません。 |