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2010/02/11

ケヤキ100210

 スリットの線を罫書いた後 芯に向かって掘り進んでいく。28年の年輪なので24年目当たりを目差していることになる。ところでこの材料は 芯が極端に偏っている。片方は 2mm以上の年輪の幅なのに、もう片方は 0.5mm幅ほどの年輪で成長していて 要するに中心からかなりずれているのだ。
 表層の膨らんだ部分の中には 案の定 折れた枝が隠れていた。24年目の年輪で掘り出してみたら 少し太く感じた。枝もまだ太い。そこでもう一年年輪を掘り下げて掘っていく。
 次に 辺の裏側を薄くそぎ落としていく。辺と芯を繋ぐ肉の部分を削って形を作っていく。その作業中 末口の部分で辺と芯を繋ぐ肉が割れた。接着剤を付けて固定して 一晩乾燥機の中で充分乾燥させよう。そうすれば 明日は また作業が出来る。

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