2010/01/29

ケヤキ091021塗装
赤松100128
クマシデ100129

　個展のＤＭ制作のため　他の作品に先行して　ケヤキ091021を青で着色する。この作品は　制作中から　青く着色したいと思い続けていた。着色剤には　ポスターカラーを使う。ポスターカラーのマットな表情と発色の良さを生かそうと思った。しかし実際には、ポスターカラーは　木には　色の乗りがいまいちで　ムラが出てしまった。しかしそれもまた味といえば味。ただマットで強い発色は　得られたように思う。
　そのあと　赤松の制作に戻って 赤松の皮を剥き　末口を削り始める。軟らかい。ケヤキを彫っていると　針葉樹の肉が　実に頼りなく弱々しい。この柔らかさでは　途中で表皮を壊してしまう。そう思うと鑿を持つ手に力が胚あら無い。制作を断念する。
　また　仕事場で　材料を物色する。枝分かれのあるクマシデの木片を拾って　年輪を数える。約6年の年輪である。導管が細く　年輪が不明瞭である。