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2009/03/18

ケヤキ090316

 幹に穴を開けて 中の芯を彫りだしていく作業。ある方向から 穴を掘っていくと 先日書いた黒い年輪が 正面に現れる。その年輪は 焼けこげたような表情をしていて 上の年輪が ポロッと剥がれ落ちる。おそらく 生木だった頃 2cmほどの幅で 皮が幹に沿って剥がされて そこだけ成長出来なかった場所だろうと思います。しかし 時間と共に その周辺の形成層が その部分を覆い隠して成長を続けた後のようです。この枝にとっては 痛ましい出来事だったに違い有りません? 穴を開けながら 先端から芯の周りに空間を彫りだしていって 6つ開けたところで 息が切れた。先に穴の入り口だけ彫ってしまって 全体の穴の位置を決めてしまうことにします。入り口を4つ掘ったところで この日の作業を終える。

 

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