武蔵野美術大学に短大美術科があった頃、年に1回 フレスコ画の授業があり その実習では 校舎の壁面にルネッサンス期の壁画の模写をしていました。短大が廃科になり 校舎の壁面を使ったフレスコの実習は すでになくなっているのですが その当時描いたピエロ・デラ・フランチェスカの模写は 校舎の壁面に残されたままになっていました。
ところがここにきて 校舎の改修工事の為に 壁画を移すことになり この連休に工事に入ることになりました。
なぜ 私が そんなことをするのかって? その昔 フレスコ画の実習を手伝っていたからです。
さて どうやって壁画を移すかというと 壁面に寒冷紗を膠で貼り付けて 壁画の表面の顔料を剥ぎ取るという方法で剥がします。
この日は 朝から膠を湯煎して 寒冷紗を必要な寸法にカットし バイトの学生さんに手伝って貰いながら 寒冷紗を貼り込んでいきました。 |