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2003/01/25

木を見て森を見ず

 木を見て過ごす。薪ストーブにどんどん薪を詰め込んで 暖まったら木を見て考える。木を立ててみたり 倒してみたり。
 「木を見て森を見ず」といいますが、今は木だけを見て 頭に浮かんだことをあれこれ 書き留めていきます。
 先日届いたK.T展のDMで見た彫刻のイメージが頭に浮かび その手法があれこれよぎる。これは私の解釈ですが あれはネガのスペースを表現する手法。雌型的表現だと思います。ポンペイの遺跡にある 空洞に石膏を流し込んで作った人体の 石膏を流し込む前の状態のような表現。つまり、何もない空間に形をイメージさせるように 彫っていく。木そのものに形を作るのではなく、彫られた空間に形がある。  
 でも  あれは具象的な木の葉っぱや茎が形として表れているから 存在できるのかな。私も木の葉っぱを彫ったのでは完全な真似だし、バラの花にしようかな。
 ちょっと待て。こういうのも「木を見て森を見ず」というんだっけ?。
 

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