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2023/01/10

立木彫刻フクロウ兄弟
3日目

 7時30分に成木を出て、高尾街道で現場へ向かう。  
  9時、現場到着したら、足場にネットを張っている最中だった。少し手伝って、10時からフクロウ兄弟の制作開始。
  頭を20cmほど輪切りにして、木の状態を確認する。彫刻を彫る部分は、2本の枝分かれの根本に当たる。それぞれの枝に1羽ずつ、フクロウの兄弟を掘ろうと思う。側面の枝に朽ちた部分があるが、荒削りを開始。南向きと北向きの2羽のフクロウを作る。北向きを高く。南向きを低く作る。5cmほど低くしてもほとんど変わらない。もっと思い切って南を低くすればよかった。フクロウの正面画像を見ながら、どんどんと荒削りを進める。
  作業で注意する点は、何をしようとしているのかを明快に意識して作業すること。画像を見て、何を読み取ったのかをはっきりと意識して、それをチョークでマークする。例えば、どの部分が一番出ているのかわかったのか?分かったらそれをマークする。漠然と画像に似るように削っていても、形が崩れていくだけだ。鼻筋から どれぐらい奥へ入り込むのか?側面の画像で確認する。 そして形が徐々に側面へ、または、足元へ繋がっていくようになってくれば、それは順調である。
  15時30分にもう一度、見直したが、やはり、高低差が欲しい。南のフクロウをさらに5cm頭を切って作業を終える。
 16時、片付けて、成木へ行く。今日の帰路はほとんど眠気がなかった。
  成木へ着いてみると、山道には、枯葉が大量に散乱して、山積み丸太に被せてあるシートが捲れ上がっていた。今日の風は相当に強かったようだ。 捲れ上がったシートを直して帰宅する。

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