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タイトル

山の朽ち木 骨

制作年月

2013年02月

サイズ・素材

 杉

Photo

2013.02
ギャラリー檜plus

撮影 富澤享

コメント

 木には年輪があるが 針葉樹は 年輪となる夏目と軟らかい春目とで 硬さが違う。だから 木が太陽光線や風雨によって浸食されるとき、春目は夏目より速く浸食される。その結果 長い間 野外に放置された針葉樹の板などでは 木目だけが残ったような状態なる。浸食は太陽光線や風雨だけでなく 土の中でも起こる。人工林の杉山で間伐された杉がそのまま地面に放置される。数年経ったそれらの杉を拾い上げてみると 春目だけが朽ちて夏目だけが残った杉を見ることができる。
 この作品は 山で拾った杉の朽ち果てて夏目と枝の部分の節だけになった杉を作品にしたものである。その表情は まさに地中の骨である。

 


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