売済 2008年4月の個展には「年輪プレイ」というタイトルが付いています。。 それは 木の成長痕である年輪を辿りながら その中心である芯に向かって木を彫り 木の中に封じ込められた過去の木の姿 あるいは木の記憶を訪ね その木からイメージした形や 私が思いついた形を その年輪に重ね合わせていくという手法です。しかしこの作品では 特に私のイメージを排除して 表層と芯の形態だけを表出させることで 木の時間を中の空間に表現しました。