シデという木があります。国分寺市の国分寺跡の近所の雑木林の中にシダの大木がありました。大きなもので元の径が100cmを越える物もありました。シデには、クマシデ、アカシデなど種類があり、このシデがどのシデか特定出来ないのですが、木の皮、枝ぶりから判断してシデではないかと判断しました。その当時シデを 国分寺の南や、国立の甲州街道沿いで大木を見かけましたが、今では、大木を見かけません。落葉樹です。非常に硬く、繊維質な感じです。硬すぎて粘りけがなく、ポキッと折れてしまいます。
木の事は、これぐらいにして、作品のことについて。、これまであまり具象的な形を作らなかったのですが、今回は、具象的な形にこだわりました。インナー(下着)をはじめ衣服の形は、中に容量を得ることで形を持つことができる。いつも中に空間を作る事を前提に作品を作っていますが、このときは、表層を作ることでそれを取り巻く空間が形をもつような作品を作ろうとしました。
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