この作品のヒマラヤ杉は、府中のS病院の中庭(グランド)に植えてあった木です。そのヒマラヤ杉は根元の直径が80cm以上、高さがビルの4階に届くような高さの大木を2本だったと思う。この病院は昭和初期の開業で、病棟の周りにも武蔵野の雑木林そのままに木々が茂っていた。しかし病院の周りも開発が進み、大木を残しておくと落ち葉が周辺の民家の迷惑になるとのことで伐採されたのだ。
ヒマラヤ杉は、杉とは言えども、性質は、松とよく似ている。脂を多く含み節目は堅く刃物も折ってしまうほどです。大木だから さぞ長い年月を経ていると思う方もあるかと思いますが、(木にとって50年が長いか短いか私にはわかりませんが。)ヒマラヤ杉は平地ではどんどん成長します。
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