この当時JR国立駅北口には、雑木林がたくさん残っていた。その雑木林の木は、くぬぎの他、ケヤキ、ならの木などである。その雑木林の一角を造成するので、太い椚が何本も伐採された。知人の一人がそれを貰い受け、何人かでトラックを借り、伐採された木を運んできた。 椚は、切り倒すと1年もほっておくと 虫が入ったり腐ったりして使い物にならなくなる。もし、腐らない場所に置いたとしてもどんどんと乾燥し、ひび割れてしまう。 この作品も今では、太い柱も板の部分もずいぶん割れて、老けてしまった。