これは 国分寺の苗木農家の畑で拾ったハナミズキの挿し木の株である。 実生の株は 根の先端から芯を辿れば 元の根に至り それを辿れば 幹にたどり着く。挿し木も根の先端を辿っていくと 挿し穂という幹にたどり着くが その挿し穂を削ってしまうと 根は消滅してしまう。 植物の世界も様々な繁殖形態があることを再確認した。この株の中の空間は クローンが成長した時間の空間である。
photo富澤享
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