19年の年輪を持つケヤキの株に 発芽後約2年目の芯の姿を彫り出す。 根の先端から年輪を辿って芯を彫り出した。掘り進むにつれて 新しく発生した根は次々に姿を消す。あるいは つながりが途切れる。そしてこの細い芯にたどり着いた。ひょろひょろと行き場を探す根と とりあえず真っ直ぐに上を向いて伸びる幹の姿があった。
photo富澤享
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