26年の年輪を持つ株の中に22年前の株の姿を彫り出す。真ん中の芯は 発芽して約4年姿である。
この株は 前回の根の作品を制作するために根を切り落として残ったものである。その時 その株を見て ふと思った。この中に種があるのだと。それが 今回の年輪プレイ「株」のきっかけです。
複雑に絡み合う根の一本一本の年輪をそれぞれ芯に向かって削り込んでいくと 新しい根は 次々に姿を消し そして4年前の姿にたどり着いた。
さて、種はというと 4年の姿で 株は既にかなりのダメージを受けていて これ以上削り込むと 芯そのものが無くなってしまいそうなので 種の発掘には至らなかった。 |