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タイトル

ケヤキ090123
ジョセッペの手法の帽子掛け

制作年月

2009年2月

サイズ・素材

h192cm 32cm 25cm
水性ステイン・水性ウレタン塗料

Photo

ギャラリーLEDECO

コメント

 イタリアのジョセッペ・ペノーネの作品に 木の中に芯を彫り出した「木の書物」という作品があります。2001年に 現代美術館でこの作品を見たとき 私は思いました。同じようなことを考える人がいるものだと。そして 同時に やられたと。しかし 人は 原始の時代から木を素材として さまざまなものを作って暮らしてきたのですから 世界のどこかに 同じような考えの人がいても 不思議ではありません。

 さて、この作品は そのジョセッペさんの方法で作りました。この樹齢36年のケヤキは 表層から12年は 老けてスポンジ状態でした。そこで13年目の年輪を辿って 13年前の木の姿を彫りだし その半分を 更に彫り込んで 28年前の芯を彫り出しました。ジョセッペの手法では 自分の形を極力排除して 年輪を辿って 木の形を表出させます。私はただ 年輪を選び どこでその輪郭を切り取るかを考えるだけです。

 


2002009.04 ギャラリーLEDECO photo富澤享

 


2009.04 ギャラリーLEDECO photo富澤享

 


2009.04 ギャラリーLEDECO photo富澤享

 


2009.04 ギャラリーLEDECO photo富澤享

 


2009.04 ギャラリーLEDECO photo富澤享

 

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