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タイトル
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山桜010523
昇天 芯の行方
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制作年月
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2002/12
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サイズ・素材
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長さ・4m、元φ40cm
山桜
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Photo
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成木・杉林の中(2002)
ギャラリーLEDECO 2009 |
コメント
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この山桜は 2001年から2002年にかけて制作した「年輪プレイ」の初期の作品です。サクラの木は 伐った時期と保存状態にもよりますが だいたいは 丸太のままおいておくと 虫が入り 直ぐに老けてしまいます。
(老けるとは 腐朽菌によって 木部がスポンジ状になってしまうことです。)
この山桜も もらい受けてから1年近く仕事場におきっぱなしだったため 制作に取りかかったときには 木の中に虫が入り込み 傷みが進んでいました。それでも 幹の長さ4mをそのままに 芯と表層だけで形に出来たら きっと面白い存在になるだろうという思いだけで作り始めました。行為が先行し 形態への意識が曖昧だった分 完成が近づくにつれ 木の表情に私自身が振り回される羽目になりましたが イメージをまとめながら 上昇感のある作品をめざしました。
2009年ギャラリーLEDECOの個展は 「ジャックの豆の木」がテーマです。その内容は 木の上昇感、高さをですが この作品もそれを表現したものであり リメイクし 出品しました。
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2003年1月 成木杉林の中にて撮影
202009年4月 渋谷ギャラリーLEDECO
撮影 富澤享
2009年4月 渋谷ギャラリーLEDECO
撮影 富澤享
2009年4月 渋谷ギャラリーLEDECO
撮影 富澤享
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