木のかたまりに何かのイメージを重ね合わせ、イメージの形を掘り出すというこれまでの方法とは違う形の作り方を捜していた。
「作る形を限定して、その形をどんどんと繰り返して一本の丸太を彫る。」という方法で作ります。それは、一本の木よりも 2本の木。2本の木よりも3本の木。いっぱい作ることでその行為、または、連続する形はどんどんと増幅し 空間に雰囲気を作り出す。だから、ケヤキ5本で「同じ形の繰り返し」をやってみる。
その最初の作品。
作り始めると、木の形にどんどんと揺さぶられ、有機的な表情を追いかけ始める。
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