朝、仕事場で道具と薄い仕事着を持って現場へ行く。
最初に足場をはずして下に落ちた木屑を片付ける。そして足場の高さを再調整する。
さて、今日は顔を作る。顔の幅が広いので徐々に削って細くする。それに合わせて首周り、胴体へと細く削る。前脚の位置を決め しっぽと折りたたんだ後ろ脚へ形を決めていく。
猫の大きさがほぼ決まったのでタンポポを荒削りする。
作業は 思った以上にはかどらない。生木は思った以上に硬く、回転ヤスリを当てると直ぐに目詰まりする。その度にステンレスブラシで詰まった木屑を取り除かねばならない。これならば鑿で作業した方が、早いかも知れない。しかし今更変更している時間も無い。このまま続行だ。
しかし、どうも猫らしくない。熊、もしくは虎の風情だ。
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