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2017/08/11

ケヤキ20170730

 小雨の一日。 0730の研磨。
120番で全体を磨く。 その後台座側面を40番、80番で研磨。下部の球体を削って形を歪める。台座の上面を平らにならして40番、80番で研磨。
  有機体を制作のコンセプトにすることは、あまりにも漠然としていて、確信できる形など作れないのではないかと考えていたが、 0730が完成するにつれて、その考えが改まってきた。 どうすれば有機体というものの確信に近づけるかがうっすらと分かってきた様な気がする。
  それは デッサンを何度もなぞり、 なぞり、なぞりその中から形になり得るデッサンを探し出す。そしてそのデッサンを元に制作することでさらに有機性を強めていく。この方法で私の有機体を体現させることができそうな気がする。
 私の有機体とはなにか? くねくねとして柔らかく流動的。そ こにケヤキの木目が浮き出て有機性をさらに高める。うねる。くねくね。生命的。生物的。そのようなものを突き詰めて見たい。あえて他に手を出さない。グロテスクでキモささ え感じさせるもの。

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