どの段階でやめるか。どこまで形を削り出すか。それは完成 が近ずくにつれて、自然とそれにあった状態になっていくの かもしれない。80番を終えて100番で研磨する。研磨作業の感覚がまだ戻って来ないので、手際よ く行かない。形を崩してしまう。修正を加えながら 少しずつペーパーの番手を上げていく。 やはり下部のラインの下に空間があった方 が、有機性が際立つ。研磨と同時に下部の形を修正する。 下部のラインの先端の塊がどうしても気になる。気になるが良いか悪いかの判断が付かない。