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2017/05/19

画廊巡る

 朝ジョギングの途中で 目に留まった花。カルミアという北アメリカの低木。花びらの模様がなんとも印象的だ。
 午前中仕事場を片付けて 午後から展覧会を巡った。三鷹のギャラリー由芽で木村林吉53のオマージュ展を見た。木村さんの事を分かったような気でいたが、今更ではあるが 認識を新たにした。木の人ではない。木は素材でしかない。木であるとかないとかそんなことは氏の表現では2時的な問題なのだ。そして氏の表現しようとしたことが遺作から少し垣間見えたような気がした。
 次に向かったのは渋谷の東急Bunkamuraのソールライター展。絵としての写真。風景画だ。その後渋谷の交差点で交差点を渡る人を観察する観光客を観察する。
 銀座線で青山へ移動して伊藤カイさんのブルーライトに照らされた作品を見る。
 さらに六本木へ移動して 小山登美夫ギャラリーで管木志雄を、タカイシイギャラリーでマリアタニグチを見る。これらのギャラリーの入っているcomplex665というビルが なんとも近代的な無機質感漂う異空間だった。
 世界で活躍する現代作家の作品は コンセプチュアルである。造形要素の組み替えや置き換えによる作品ではない。そしてそれらが市場に乗っかっている。
 曖昧な感覚の中で形を手探りしていくのか? 頭で考えた思考を理路整然と形にしていくのか?。その途中で感じる嗜好は無視? まだまだ自分の居場所を探している。いずれにせよ、自分の居られる場所でなければならないのだが。

 

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