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2017/04/28

ウメ20170420
ケヤキ20170427

 ウメ0420の裏の凹みを更に削って穴を開けた。塊に複雑さが増した。
ケヤキ0427を削って更に形を削り出していく。感覚ではなく観念の形に訴えた方が共感は早い。
 さて、問題は 仕事場の材料で何を作るかが問題である。今ここにある木を使って私は何を表現するか? 木を細切れにして 小さな作品を作ることも方法ではあるが、木の大きさを生かした作品を作ることが 私が木と対峙している証だ。これまでは 枝分かれした木や変な形の木を使うことで 自分のイメージだけではないイメージの広がりがあった。しかし今仕事場にある木は 円柱状の木ばかりになってきた。いわゆる丸太で私は何を作るか?
 そこで閃いたのは 継ぎ木によって形を作ること。これは以前は随分やってきたことだったがここ20年近くやっていない。ひとつには 大きな木があるからあえて継ぎ木しなくても大きな作品が作れた。もう一つは 継ぐために労力が掛かりすぎること。そして継ぐことが面白くなって作る目的を見失ってしまうことである。
 けれどイメージメモを取りながら 継ぎ接ぎで作っても良いような気がしてきた。


ウメ0420


ケヤキ0427

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