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2016/05/07

京都個展5日目
京都国際写真祭

 早朝 宝ヶ池までジョギングした後、京都市美術館へ出かけた。
  この期間 京都では美術の大きなイベントが開催されている。昨年はparasophia京都国際現代芸術祭、そして今年は京都国際写真祭である。この展覧会は京都市内に40以上のイベントが展開されていて とても全てを見ることはできないが 私は京都市美術館別館の「プランクトン漂流する生命の起源」と「コンデンス社のファッション写真で見る100年」を見た。
  写真には 事実を伝えることを目的とした写真と 表現を目的とした写真という分類があるとして 事実をどう捉えるかで、あるいは表現をどう捉えるかで その分類もあやふやになる。視覚を通して脳に刺激を与えるものは 今や写真であろうと、映像であろうと絵画であろうと そんな分類は意味が無いとおもえるほど、写真は 溢れている。何を言っているのかよく分からん。
  そんなことを考えながら 細見美術館の前を通ったら「杉本博司」の名前が目に留まったので、入ってみた。 特に杉本博司の写真の展示というわけではない。凝縮、象徴、しつらえというような言葉が浮かんだ。
  小さな90cm平方ほどの空間に 平面と立体を置く。置かれたものが、あるいは壁に飾られたものが 空間を満たす力を持っているか? 置かれたものの力を感じ取れるか? 
  作品を作る上で 作ったものに力を持たせること。あるいは 力を引き出すこと、それをしないで作品は作れないと思った。

 

 

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