トップページwhat`s new?制作現場作品ファイル道具三昧ナリの木about memail展覧会その他

 

2016/05/04

京都個展2日目
銀閣寺拝観
中川裕孝個展

 早朝、高野川沿いにジョギングをする。昨年の鴨川沿いの風景とはちょっと違う趣である。花園橋で折り返して 街の中を散策しながら帰ってくる。
 それから開廊時間の11時まで銀閣寺へ出かけた。実はあまりにも名所過ぎてまだ一度も訪れたことがなかったのである。開門の9時前には既に長い行列ができていた。その京都の名所でいつも思うことは、京都は観光都市だけあって 観光資源の保護に対する意識が徹底しているということだ。そして銀閣寺はまさに写真で見る銀閣寺そのものだった。
 その後 進々堂 京大北門前で朝食を取る。ここの内装は 木工家の黒田辰秋がデザインした。質素で重厚ないかにも学生街に合う内装である。
 11時から画廊で数名の来訪者を接客した後 夕方から河原町のギャラリーマロニエへ ムサビで同時代を過ごした中川裕孝さんの個展を見に出かけた。彼のことは 大学時代人づてに知っていたが直に接触することはなかった。昨年の京都での個展の折 偶然に私の個展を見てくれて、さらには 今回同時期に京都での個展となり、その奇妙な偶然に 私は勝手な親しみを持ってしまったのだ。
  テキスタイル出身の彼の作品は 使い込んだデニム地を用いた絵画とでも言ったらいいのか。遠目には モノクロの風景画だが 近づいてみるとそれは素材感を持った絵画となる。
 そんな彼と閉廊後、京都の「スタンド」で一献傾けた。大学時代の共通の知人の話、近況など、初めてだったが、なんとも楽しい時間だった。そして夜もとっぷりと更けてから、四条河原町から京阪と叡山鉄道を乗り継いでロンドクレアントへ帰ってきた。夜の叡山鉄道の駅の灯りが暗い街の中にポット浮かび上がっていて なんとも風情があって良い。


高野川


中川裕孝作品


中川裕孝作品部分


叡電

 

inserted by FC2 system