回転工具での切削作業は 実に粉っぽい作業です。首や襟元からも当然ですが 袖口からも木屑がどんどん入ってくる。腕カバーをしてみましたがやはり細かい木屑が進入してくる。そこで何か良いものはないかとホームセンターへ行ってみたら在りました。軍手の入り口部分だけの腕カバー。これをヤッケの袖口の上から着けると 暖かいし袖口もすっぽり被われるし、何とも便利。良いもの見つけた。
さて、昨日ちょっと疑問に思ったこと。それは 「表面を仕上げれば 形がより鮮明になって完成度が上がる。」ということ。では 途中の痕跡は表現になり得ないのか?そんなことはない。
0820はカットソーの痕跡がテクスチャーになっている。
そこで カットソーで細かい切り痕や切断面を1009.1の真ん中の塊に入れてみた。すると真ん中の塊に表情が出てきて途中感がまた出てきた。要するに1009.1をちょっときれいに作りすぎたと感じていたのだ。
次に1031の真ん中の塊にもカットソーで切断面や刃痕を入れる。そしてそれとは対照的に突起は有機的な曲面に仕上げる。
更に1001の突起の荒削りすぎる部分を仕上げてカットソー痕を適当にちりばめる。
これまで わざとらしい痕跡などあまり着けたくないと思っていたけれど 表現として刃痕などの行為痕を使うことが許せるようになってきた。そしてもっと表現に挑もうと思う。 |