| 大家さんの家の裏山の斜面に柚の木があった。急斜面だったため 折角柚が実っても収穫し辛いのとのことで 昨年の暮れに伐採を頼まれた。もちろん伐採した木から 柚を収穫して柚ジャムを作らせて貰った。
午前中、焚き火をしてその柚の木と枝やら 大雪で折れた他の枝などを片付けた。焚き火が燃え尽きるのを見守りながら 柚の枝のその棘を観察した。なんとも魅力的な表情をしていることだろう。配列といい細さといいなんとも引き付けるものがある。3月10日に記した表情とはつまりこういう存在の仕方のことである。もちろん棘そのものを使用することも考えられるが、・・・。
午後からは 仕事場の前の山で倒れた樅の木が 林道をふさいでいるとのことで それを片付けた。根元の直径が約80cmはある大木が 雪の重さに耐えかねて折れてしまったのだから 2月の大雪がどれほどのモノだったのかがうかがい知れる。
これほどの大木ともなると 道に掛かっている部分だけチェンソーで切って終わりというわけにはいかない。そんなことしたら切るそばから木の重さでチェンソーが挟まってどうしようもなくなる。チルホールで一番上を吊っておいて 切った分ずつ 降ろしていくのが安全な方法のようだ。そして思った。これだけ手間を掛けるなら とことん手間を掛けて 山から降ろして見たい。 |
