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2013/11/22

木目ブラスト

 球体に釘を打ってみたら 不思議な物体が出来上がった。球体は 支柱で浮かせたものよりも 釘を脚代わりにして 置いた方が面白く思えた。
 さて小品作りは一旦終了し 塗装作業や出店準備を始める。
  先ずは 作品の塗装から。完成したばかりの作品は 杉の色がそのまま出ていて良い仕上がりだ。しかし これもそのままにしておくと 黄ばんで色味がなくなる。ウレタン樹脂を薄く含浸させてみたが 艶が強く濡れ色が濃すぎる。何かよい塗料はないかと探していたら「シッケンズ艶消しクリアー」という塗料を見つけた。カタログでは 「塗料を感じさせない、元の木そのままの仕上がり」とあった。わたしの求める仕上がりではないか。
 さて、塗装方法だが  形が繊細なので刷毛塗りやスプレー塗装は出来ない。ドブ漬けと吹き飛ばしで塗装する。
  先ずは 台座と支柱を養生する。次に塗料を適度に希釈する。作品を塗料に浸して 余分な塗料を落とす。更にエアを吹き付けて残った塗料を吹き飛ばす。木目と木目の間に余分な塗料が残ると 白濁した痕が残ったり、艶が出たりする恐れがある。丁寧に吹きとはして ストーブの側で乾燥させる。少し塗料が濃かったか? ほんのり色調が濃くなった。

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