| 国立新美術館へ出かけた。アメリカンポップアート展もそれなりだったが それよりもアンドレアスグルスキー展は秀逸だった。視点の鋭さ、視点の転換、視点の変換で 新たな表現をが生まれてくる。視点がぶれないことが 一つの表現に結実することを私は自分に言い聞かせたい。
二つの展覧会を見終えて ミュージアムショップを見物した。特に私の目を引いたのは 木製の食器。塗り物とは違う無垢材を彫り込んで作ったフォークやスプーン。皿やボール。デザインと作家の「丁寧」が作品になっている。私がこの種のものを作るときは いつもコストや時間のことばかり考えてしまうが、形を彫り出すことに没頭するのもいいものだなと思わせてくれた。
美術館を後にして ミッドタウンをぶらついていたら花壇の真ん中に 朽ちかけの大きなプランターを見つけた。その表情が何とも植物と一体化していて 実にプランターらしいプランターだった。こういう注文があれば 喜んで作りたい。もちろん高くふっかけるつもりです。 |
