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2013/04/05

宇都宮美術館と音屋中川

 宇都宮美術館の「ミニマル、ポストミニマル」を見に出かけた。圏央道、関越、東北自動車道を乗り継いで二時間足らずで着いた。開館時間前だったので 美術館の周りの公園を散策した。バリー・フラナガンのウサギが広場の真ん中で元気に飛び跳ねていた。宇都宮美術館は初めてだ。栃木県は 大谷石の産地だけのことはあって 美術館の外装には ふんだんに大谷石が使われ 美術館は重厚な趣でありながら 明るい。
 遅ればせながら ミニマルの意味がここ何年かでやっと腑に落ちたような気がしている。言葉の意味としては 分かったつもりでいたが 自分の物として実感できるようになったような気がしてきたのだ。そんなことを考えていた矢先にポスターでこの展覧会を知り 興味が沸いたのだ。
 遠藤利克の真っ黒な作品を久しぶりに見た。学生時代、これらの作品が 美術館を占領していた。時代も作品も留まることなく変化しているなあ。
  美術館を後にして 北関東自動車道で水戸へ向かった。音屋の作品展を見た。繊細で奇妙で繊細な作品。磁器が中心の作品展なのだが そこに 磁器という素材の塊が置いてある。それはまるで豆腐のように軟らかくも見える。いずれの作品も 丁寧に作り込まれた物ばかりだった。
  帰りに歩いて数分のところにある水戸芸術館で建築家の展覧会を見た。
 桜が散ったというのにまだ肌寒い日が続くが、この日は暖かく ちょっとした小旅行を楽しめた。

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