底の形を作る。木とは何かということを考え、そして木は大気と光と水、そして時間の貯蔵庫だと思った。そこで貯蔵する器としてのボトル、あるいはポットの形をイメージさせる形態を彫り出していくことにする。そこに朽ちた木の表情と生きている肉とその中の木の若い頃の姿を表出させる。木の時間である。 ボトルの底の曲面を整えている