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2012/04/20

京橋で見かけた木片

 個展会場で人と会話し そして人がいないときには作品と対峙して 毎日 制作のことを考える。私はどこへ行くのか?私は何がしたいのか?  引き続き木の時間を追いかけたいと思う。私の身の回りには 風化し始めた木片がゴロゴロと転がっている。あるいは 先日の小平の畑の株のように 至る所で木は朽ちて土に帰っている。 ただそれは 自然の現象である。作品化出来るのだろうか? どのような表現が可能なのだろうか?  京橋の裏通りの骨董ギャラリーの前に鉄木の古木が置いてあった。その表情。存在感。 私はこれを作るの? 作らなくてもそこにあるではないか? 私は 一体何がしたい?  表現として いかにそれを表出すればいいかを考える。
 それにしても なぜこれに感銘を受けるのか? その受容体は何なのか? とりとめもなく考える。

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