根の先端から芯を追いかけていくと 若い根と細い根は年輪をさかのぼるにつれて消えてしまう。根と根の間に黒ずんだ肉が現れる。土が株の中に残りそれが黒い色となって残っているらしい。そんな黒い肉の中から ひょっこりと栗の実の残骸が出てこないかと思いながら彫っている。