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2012/03/09

株120307
株120309

 茎の年輪をたどって根の年輪を探そうとするが 根の部分でつながりが見えなくなる。茎を末口に向かって彫っていくと枯れた木口に出くわした。そこで気付いた。これは挿し木の株だと。木口の年輪は 挿し木から出た芽の年輪だったのだ。農家の畑の株なのだから当然といえば当然のことか? 挿し木とは クローン技術の元祖だ。こんな展開が待っていようとは。  話の展開としては面白いが 作品としては 何ともまとまりのない形だ。ただ彫っただけで 形の面白さがない。  120307を一旦止めて もう一つ彫ってみることにする。木口を磨き年輪を数える。7年の年輪を持つ株。今度は 挿し穂の根元部分がしっかり形として残せるように彫ってみる。

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