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2012/02/07

ケヤキ株110613
ケヤキ株120207

  世界に通用する条件は オリジナリティ。そのオリジナリティは 歴史や環境や、自然に根ざして出てくるが そういうところがら出発してオリジナリティとなったとき 初めてそれが世界に通用出来るようになる。それを深めてよりオリジナリティを強める。結局 オリジナリティ。オリジナリティは 突き詰めたところに現れるのかも知れない。
 さて先日来思案中の作品の着色の問題だが 着色と素の2本立てで進めることにした。 そこで 色を塗るために110613に更に手を入れる。 最初に根の木口を鑿で整える。その後 表層にもう一度細かい番手のディスクサンダをかける。
 それから更にまた 着色する意味を再確認する。 なぜなら 3つ並んでおいてあるこの自然な色合いがきれいに思えて どうしても着色することに臆病になる。 明日は色を塗る。 視覚化された時間 量としての時間 時間の空間 土の中に蓄積させた空間 これらの空間の表現には 素よりも着色した方が空間が明解に浮かび上がる。
 新しい制作を始める。木口を磨き年輪を数える。約19年の年輪。前回の株よりはかなり小ぶりの株である。まず樹皮を剥ぐ。

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