世界に通用する条件は オリジナリティ。そのオリジナリティは 歴史や環境や、自然に根ざして出てくるが そういうところがら出発してオリジナリティとなったとき 初めてそれが世界に通用出来るようになる。それを深めてよりオリジナリティを強める。結局 オリジナリティ。オリジナリティは 突き詰めたところに現れるのかも知れない。
さて先日来思案中の作品の着色の問題だが 着色と素の2本立てで進めることにした。
そこで 色を塗るために110613に更に手を入れる。
最初に根の木口を鑿で整える。その後 表層にもう一度細かい番手のディスクサンダをかける。
それから更にまた 着色する意味を再確認する。
なぜなら 3つ並んでおいてあるこの自然な色合いがきれいに思えて どうしても着色することに臆病になる。
明日は色を塗る。
視覚化された時間
量としての時間
時間の空間
土の中に蓄積させた空間
これらの空間の表現には 素よりも着色した方が空間が明解に浮かび上がる。
新しい制作を始める。木口を磨き年輪を数える。約19年の年輪。前回の株よりはかなり小ぶりの株である。まず樹皮を剥ぐ。
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