ロとハの間の根の芯を彫り出し ハの根群の一本一本の芯を彫り出していく。根元へ彫り込んでいくと根と根が重なり合い交差して そのすき間は土と小石がぎっしりと詰まっていて 底に鑿を入れる度に 鑿を研ぎ直し その重なり合った根の周りを彫り込んでいく。樹皮で被われた状態では見えなかった根の行方が 明解に見えてきて面白い。