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2011/09/09

ケヤキ根110613

 ヌとルの根を幹の年輪を辿って 18年目の年輪で彫り出す。ヌとルも根元は1本の根で それが折れるか切られるかした時にその断面の周辺から発生した根であることが分かった。そしてほぼ18年目の年輪で芯を彫り出して眺めた。表層との大きさの対比をもう少し出したい。そこで更に2年若い20年目の年輪で彫り出し始める。
 これまでは 幹を彫ったり根を彫ったりと年輪に沿って幹と根を交互に彫ったが 今度は最初に幹だけを20年目の年輪で彫り出して 幹の細さを確認することにする。そして幹を彫っていたら チ2とルの根元にかなり広い範囲のダメージを発見した。それは19年目の年輪に沿って幹からチ2の根の途中まで黒々と広がっている。表皮を剥がされるか または肉が避けたに違いない。どんな樹木も順風満帆に育つことはないようだ。

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