2011/08/19

ケヤキ根110613

　イの根の下の良く成長した幅の広い年輪を　表層から6年目の年輪まで削り込むのが　この日の目標になった。トの根の表層が　ほぼ6年目の年輪に近づいているので　その年輪を辿りながらイの根元へ鑿を移していく。更にニの根の先端に広がった絶壁の表層の裏側にたっぷりと成長した肉を削る。二の根元の肉は　到底今日中には削り終えないと思っていたが　イ側から集中的に彫り込むことで　小さなトンネルを貫通させることが出来た。一旦空間が貫通すれば　作業は早い。反対のヲ側から交互に削り　二の根の下にあった肉の塊を削り終えることが出来た。 　5日間の帰省のお陰で　体力に余裕があった。その為　重たい玄翁で細い鑿を力任せに叩いて　鑿の首を折ってしまった。今の作業は　殆どが逆目の作業だ。用心深く力を使わなければならないことに気付くのに　高い代償を払うことになった。