14年前の年輪で芯を彫り終えた。四方へ太く成長した根が広がっている。根と根の奥がむくろになっている。根がくさったものなのか 土の塊でそうなったのか まだ分からない。ここから更に3年17年の年輪で芯を掘り出す。そう思って掘り始めたが 一部18年の年輪に掛かっている部分が有ったので18年の年輪に変更して 彫り進める。幹の年輪と平行して根の年輪を彫っていくと 太かった根が次々に毛根になっていく。101118の芯は 小さな点となって根の痕跡が残っているだけになった。