午前中は バイトで画廊に詰めることが出来なかったが 午後1時から私は画廊の人になった。
京橋界隈は 画廊が多く大勢の人が訪れてくださる。その方々に作品のコンセプトや形について話すのも 私が毎日画廊に詰める理由ではあるが それ以上に私自身が否応なく作品を見なければならない状況になることが 画廊に詰める大きな理由だ。
さて、今回の個展について 思うことその1。ぎりぎり、やっとこさっとこ、会場に見合うだけの作品数を作れたという感慨。つまりそれほど制作に手間取ったのだ。根は 幹や枝とは全く違っていた。材料の準備からして 面白かった。水洗いから始めたのだから。そして その内部たるや、現象の多さにしばしば私は 振り回された。そしてその現象の多さ故に よりシビアに表層の形について思考を巡らすことにもなった。 |