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2011/02/24

ケヤキ根110217

  表層の裏側と芯の周りの肉を更に削り込んでいくのだが 使用する仕上げ小道具鑿の首と柄の付け根の段差が 作品に引っ掛かって削りにくい。そこで仕上げ小道具の首元にパテを埋めて 柄が木に引っ掛からないようにした。パテを埋めて それをベルトサンダで削りだしている間に 1時間半ほど時間をとられた。
 その後 密集地帯の芯を細く削りだしていく。電動彫刻機なら もう少し彫りやすいかと思い立ち 使ってみたが やはり手で鑿を入れるのが 一番手っ取り早い。なぜ 彫刻機を持ち出したかと言えば 手で支えている間に力を入れすぎて 作品が壊れてしまうことが多くなったからです。それほど 作品の肉が削ぎ落とされて 繊細になってきたということです。

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