腐敗菌が入り込んで スポンジ状に朽ちた部分が出てきた。その奥に さらに 樹皮が剥がされて黒ずんだ年輪が現れる。この黒ずんだ年輪の年代に この根は かなりダメージを受けたようだ。
さて、この根分かれ密集地帯では ひょろっと伸びた細い根があって それは到底17年の芯と繋がっていないだろうと思っていると どっこい しっかりと繋がっていたりするから驚きである。反対に太くてたくましく成長した根の回りを彫っていくと それはあっさりと途中で根がなくなっていたりする。安易に判断せずに丁寧に芯の周りを彫らねばならない。 |