| 2008年の春に枝打ちをしたところがら 今度は 伐採を頼まれた。その時に枝打ちをした杉の木の何本かが枯れたのだ。いろいろ事情があって 高さ4mのところで伐採して欲しいということで 私に仕事が回ってきた。久しぶりの木登りで緊張したが 無事3本 高いところで伐採できた。
午前中に 伐採を終えて帰宅すると 兵庫よりも先に 新潟から例の刃物が届いた。早速 仕事場でエアハンマーにセットして ダダダダダダ・・・。なかなかの切れ味です。機械の振動と音は かなり体に応えますが それでも彫るスピードは 早い。しかも楽。しばらく 株の肉厚の部分を削った。
ところが 使い始めて30分、首のまん中のところを見ると あれ？ なんだか曲がっているような。その部分をよ〜く見てみると ヒビが入っている。手で曲げてみると ぐにゃっと折れた。
愕然！ やはり 溶接では弱いのか？ それにしても この短命さは・・・。鍛冶屋への説明の仕方が悪かったのか？ それとも やはり溶接ではダメなのか？
とりあえずは もう一本 兵庫から鑿が届くのを待って それから改めて検討しよう。
落胆しながら 引き続き1本目の根の芯を彫り込んでいく。
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